前の彼氏とのこと、しっかりと終われました。
もう一つも悔いなんて無いし、疑問も何もない。
それほど、納得いくまで話して、聞いて、答えてもらって。
もうこれからは、本当にちゃんと色んなものを見ていこうって思ってる。
この恋愛を、一生忘れないから。

彼にメールして、会いたいって言ったら、時間作れたら連絡するねって言われて。
あの人のことだから、こう言ってはぐらかされるのかなって思ってた。
でも、ちゃんと電話で連絡くれた。昼間に、「何してるのかなっって思って。」って。
「夜空いてる?」「いいよ」
友達と、違う友達の家に結構居候してて、急展開に心臓がおかしくなりそうだった。
友達が気を遣って一回出てくれて、とにかくあたしは、夜会えるように
服やメイクやら直すために家に帰った。

夜、10時半くらいにあの人の家の前に車つけて、車の中でずっと話した。
この場所と、車の中で、しかも夜遅くから、が私たちの会う時の暗黙の了解みたいなものだ。

久しぶりに会えた。見たんじゃなくて、話をした。ちゃんと目を見た。
好きだったよ。ねえ。あなたの、その目が好きだった。あなたの目に、
嘘はつきたくなかった。会うなり、明日の予定とか日記携帯で書き出したり、
ふざけてぶたれたり、ちゃんとした会話じゃなかった。
まぁ、すごくすごく気を遣って沈黙を避けようとわざとやってたんだろうけど。
結構すぐ、キスして押し倒されて。Dキスだし、激しい感じだった。
でも、いつも通り、胸の時点で拒否。「話があるからちゃんと聞いて」って言って、話を始めた。

「私はまだね、☆くんが好きなんだ・・・よね」
「うん」
「でも☆くんは、私が好きって言っても、「うん」の返事で終わるんだね」
「どうしたらいいかわからないじゃん」
「あ、じゃあわかったよ。こう聞けばいいよね。私は、☆くんが好きじゃん、まだ。
☆くんの中で、私とはもう終わってるの?私はもう過去の人?」
しばらく考えて、
「今の人でもあるよ」って言った。
この会話の前に、なんかの話の間にぼそっと「俺はなぱ好きだけど」って言われていたから、しっかりと気持ちが聞けたことが、嬉しかった。
でも、私はこれだけじゃ足りない。まだはっきりなんてしてないんだ。

「ねえ、ずーっとひっかかってるから、聞いていい?私は自分の考えてることとか思ってること、全部はき出さないといられなくて。☆くんはわかるよね?こういうバカな女なんだよ。だから、つきあう時とか、別れる時とか、自分の思ってることはき出して終わったじゃん。だから、ずっと☆くんが何考えてるかわかんなくて。」
「俺はちゃんと言ってたよ。ってか、自分の気持ち言いたい時に言って、相手がそれでどう思うか、とか考えねーの?自己満だよ。」
「だから、今☆くんに気持ちを言って欲しいんだよ」
「俺気分屋だからなぁ」
「でもさ、気分屋っていうのと、自分がこうしたい、ああありたいっていう意志みたいなものって別じゃん?自分でわかるっしょ?私はその意志が欲しいんだよ」
「気分屋で言えない時もある。素直じゃなかったり、見栄張っちゃったりとか、複雑に絡んでる。自分でも難しいと思う」
「じゃあさ、私はまだ好き。だから、私はもう一度つきあいたいなとかってのも、思うんだけど」
☆くんは少し考えて、
「だってきっとまた寂しいって言って、不満がたまるよ。すぐ終わるんだよ。」
「でも、前つきあってた時から、色々考えて少しは成長したと思ってるよ」
「あ〜、少しは成長したみたいね」
「だから、前とは違うと思うんだけど」
「でも、じゃあ始めたとして、もし一緒に頑張ろうとか、支えていくとか、応援するからとか言ったとしても、その気持ちが重く感じたらどうすんの?」

・・・こう言われたら、何も言えなかった。
だって私は精一杯一緒にいよう、一緒に歩こうと思ってて、そうしてるつもりだとしても、そのスタイルを、そうすることを相手が重く感じてしまうのなら
一緒にいても、根本的にダメじゃん。私がどうすればいい、とか相手が
こう考えればいい、とかじゃない。でしょ?合わないんじゃん。悲しいけど。

こう思ったから、「じゃあ、無理ってことだよね、つきあうの」
☆くんは、つきあってる時の不満としてこのことを言ったわけではなかったけど、前につきあってる時の不満、募っていったマイナスのものって、
これなんだな、と身にしみて思った。
「俺は、今実際忙しいし、考えることいっぱいあって、学生と違って時間もない。
これから社会に出ていくし、わからないことや不安も一杯ある。自信がないんだよ」
「それは、私だからなのかな。私が、こういう、連絡とかほしいっていう私だからだめなのかな」
☆くんは、また少し考えてから、
「違うと思う。とにかくさ、前の余裕あった時とは違うんだよ。
忙しくて一杯一杯だから、会いたいとか、〜行きたいとか、連絡とか、対応してやれないこともあるだろう」
「今は恋愛どころじゃないから、だめってことだよね?」
「……。俺は今、自分の考えてることを言ったよ。コレを聞いて、お前がどう思うか、どうしたいか、だよ」

こう言われて、「じゃあ私が、その不安な分前を歩いて、耐えるところは耐えて、がんばるから」っては言えなかった。
一回つきあってる。ヤツの言ってる、「自分の性質」とか、なんとなく
「つきあっても合わない、すぐにどこか支障が出るだろう」って感じられる気まずさも、実感を通してわかる。
しかも、私が精一杯だったことが、あの人にとっては重くもあったんだ。
私が、「相手と一緒に頑張りたい」ってすることが、例え全面ではないにしろ、
積み上げていった時に重さをもってくるのなら、私がどんな努力をしたって、
ダメなんだ。だから、たやすく「それでもがんばるから」なんて言えなかった。
言おうとも思えなかったんだ。

ここまで話したら、「これが答えだ」と思えた。
自然にここまでたどり着いた。好きでも、上手くいくことだけじゃない。
「わかったよ。☆くんの言いたいことは伝わったよ」
こう言ってシートベルトを締めたら、本当にもう最後なんだと思って、涙が止まらなかった。
相手の前で泣くなんて、良くないと思ったけど、そんなのもう、ストッパーにもならない。
「ほらなぁ、お前はまた泣くなぁ。弱いんだよ〜」
こう言いながら、頭をグシャグシャになでた。

押し倒されて、Dキスされたけど、また拒んだ。なんだよ。
「あきらめようとしてるのに、そんなことしないでよ」って泣きながら言った。
「あたしは、都合のいい女にはなれない。☆くんのことが本気で好きだから、そういう事して欲しくないんだよ。あたしは今日も、10月頃会いに来ちゃった時も、ヤリに来てる訳じゃないから。
会いにこうやってきちゃうのも、電話で声聞きたくなっちゃうのも、メールしたくなっちゃうのも、みんな☆くんが好きだから、それだけだよ」

もう、泣いてたからひどかった。でも、そしたらもう、押し倒すことはスッとやめてくれた。
泣きすぎてるあたしに、もう一緒にいられなくなったんだろうね。帰るそぶりをした。

頭なでながら、キスして。

「俺は、先に大人になるけど」
「もっと、強い女になれよ。弱いから、もっともっと成長しろよ」
髪の毛なんて、もうグシャグシャだよ。
顔が上げられないよ。

「でもさ、私と付き合ったことは、嘘じゃなかったよね?」
「うん、嘘じゃないよ」って、少し笑った。

もう十分だ。私は、もう悔いはひとつもない。
「今日はすごく覚悟を決めて来たけど、全部言えたよ」
「俺も言えたよ」

「じゃあな、強くなれよ!」って確か、最後何回も何回も言ってた。
そう言って、車を降りて。
「事故んなよ!!」が最後。
☆くん家から私の家まで1キロもないよ。事故るわけないじゃんか。
もう夜中だし車もいないし。

 普段から、結構シャイで、素直じゃないヤツだった。
それは、中学の頃から知ってる、ヤツの性格。
でも、本人も言ったように、すごく話してくれた。気持ちの深いところまで。
これはきっと、私の真剣さを感じ取って本気で答えてくれた結果なんだと思う。私の気持ちを、感じ取ってくれたって事なんだと思う。ありがとう。

今回の私の、少し贅沢な心残りは、「ありがとう」が言えなかったことかな。

帰って、ずっと布団のなかで泣いてて、気づいたら朝だった。
そのまま眠っちゃったから、まだずっと夜が続いてた。
その時は、自分が「それでも付き合っていこうよ」って言える女ではなかったっていう、実感と共にわかった弱さと、もう会わないっていう悲しさで一杯だった。でも、後悔はない。
だから、この悲しみは、時間と共に薄くなって消えていけるものだと確かに感じている。

夕方頃には、すっきりしてきた。
友達に言われるまで、「相手のアドレスを消す」事も気づかなかった。
でも、消さない。今の私には、消さなくても、連絡取らないっていう自信がある。
だからむしろ、とっておく。大切にする。
私にここまで色々と教えてくれた、何年もかかったこの恋を、忘れたくなんてない。
どんなにつらい記憶も全部を持って、これから生きていく。
ね、そう言いたかったんでしょ。☆くん。
「待ってる」って言ってたね。一言、「先に大人になって」の後。
そう言ってくれたのも、泣きじゃくる私に対しての優しさだよね。ありがとう。

本当に、本当に、さようなら。

コメント

アリス
アリス
2007年3月18日19:10

つらかったぶん、幸せな未来が待ってるよ。

絶対絶対。

幸せになろうね♪

よくがんばりました◎

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